どうやったら ぼくたち きいろいクマが せかいせいは できるのかなあ
そうだ しろくまの やつらには つよい毒になって
ぼくたちには あまりきかない あたらしい病毒をつくればいいんだ
病毒をつくったら まずは 同胞のクマに 広めよう
ぼくたちにも 新型病毒は すこし 効くから 何匹かの 同胞は
死んじゃうけど 世界制覇のために 少しだけの ぎせいは しょうがない
同胞のクマたちは いまや 世界じゅうを 飛び回っている
世界中との 往き来が 多くて ぼくのすんでいる
100エーカーの コンクリートジャングルからは 遠いところ
そうだ ウーハンの森がいいな
ウーハンの森の市場の近くに 病毒の研究所があるから
そこから 新型病毒を ばらまくことによう
ばらまいたら それがしっかり ひろがることを
確認するまで 知らんぷりしておこう
そのうち 何人かの 医者が 気づくかもしれない
すこし 様子のおかしな 肺炎がある と
それで せかいが さわぎ始めたら ここで
新型病毒が 発見されたと 発表しよう
発見して さわぎを広めた 医者も 新型病毒にみせかけて
殺してしまおう
このタイプの クマは 管理に困るから
新型病毒は ぼくたちには あまりきかないけど とにかく
大騒ぎして 恐怖を煽ろう
そして 病毒の管理に 必要だと言って
個人の行動を すべて 監視しよう
そして 管理されることが 良いことなんだと
同胞に 思い込ませるんだ
この病毒は 感染力が とても強いので
ロックダウンも 移動制限も あまり効き目はない
でも わざと 大げさに ロックダウンと 移動制限を しよう
シロクマの奴らが それを 必要だと 思い込むように
マスクは 少しだけ 対策になる
だから 今のうちに マスクをたくさん 作っておこう
困った シロクマの奴らが 大量に 買ってくれるだろう
この病毒は シロクマには 良く効く
だから シロクマたちは どんどん 死んでいくだろう
そして 余り効き目のない ロックダウンや 行動制限で
シロクマたちは どんどん 経済的にも 財政的にも 弱っていくだろう
問題は シロクマと 仲良くしている きいろいクマたちが いることだ
でも 敵人黄色熊は すごく怖がりだし シロクマたちが 死んでいくのを見たら
命のために 自粛がひつようなんだー っていいそうだし
自粛のための 補償を 借金だらけなのに やりそうだし
勝手に 経済的にも 財政的にも 破綻していくんだろう
ふっふっふっ これで 世界は
ぼくたち きいろいクマ同胞のものだ
プーさんは 少しほほえむと お気に入りの 木にのぼって
おひるねを はじめました
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